【離婚協議当日に必要なもの】
・離婚協議通知書
通知書、申入書と呼ばれることがあり、通常は弁護士が送付することの多い書面です。
簡単に言ってしまうと、「こうこうこういう理由で、あなたと離婚したいので協議をして下さいね」的な書面で、離婚したい理由や、こちらの主張を具体的に書き、相手方に示します。※当事務所でご用意いたします
・離婚協議書
離婚する際のさまざまな約束(養育費、慰謝料、財産分与等)について互いが合意した時に作成される書面です。双方が署名押印し2通作成、各々が1通づつ保管するところは、部屋を借りる時の「賃貸借契約書」と同じです。
協議の際に合意する部分(慰謝料、養育費の金額など)は空白で準備し当日記入します。
あらかじめ2通用意しておきましょう。 ※当事務所でご用意いたします
・離婚届
双方が署名押印し役所に提出することで、離婚を確定させる書面です。事前に役所に行き用紙をもらっておきましょう。未成年のお子さんがいる場合は親権者を定める必要があります。また、証人2名の署名押印が必要ですが、離婚の事実を知っている成人であれば誰でも構いません。
・筆記用具
黒色ボールペン(消えるボールペンはダメです)、印鑑(出来れば実印)、朱肉。
今回も浮気夫に対して、奥様が離婚協議を求める設定でお話しさせていただきます。
「戦略的離婚」の基本は、夫に不意打ちを食らわせることにあります。何が何だか分からないうちに、奥様に有利な条件で離婚協議書・離婚届にサインさせることが理想形です。
その為には、いつ、どこで、どのように、話を切り出すかが大切な要素となります。
1.いつ
話合い時間を2時間と考えれば、夜がベストです。夜になればどんな人間でも疲れ、思考能力は低下します。しかも、サインをもらい奥様は実家にでも直行すれば、その後に夫と顔を合わす事もありません。
逆に午前中ではどうでしょう。話合いが長時間に及べば、奥様も疲れてしまいます。そして何より、夫に「考える時間」を与えてしまう可能性があります。
2.どこで
自宅で協議するのが普通と思われがちですが、「戦略的離婚」を考えたとき、最も重要な場所の要素は「夫にとってアウェー感バリバリ」な場所であることです。
奥様の実家は、まさに理想的。アウェー感は申し分ありません。
しかし、実家が遠方である方もいらっしゃいます。そんな時は友人のお宅でも構いません。事情を説明し、お部屋をお借りしましょう。
※また、ちょっと反則技ですが、当事務所の個室をお貸しすることも可能です。奥様は打合せに何度も訪れた場所でも、夫にとっては「いきなり法務事務所」。誰でも緊張します。
3.どのように
最も大事な要素です。
ここで、前述した応援団を登場させて下さい。実家のご両親がベストです。たとえ遠方にお住まいだとしても、娘の一大事です。頭を下げて来ていただきましょう。兄弟姉妹もいらっしゃれば来ていただきましょう。ママ友軍団でも構いません。
要は「数的優位」の状態をつくりだすのです。女性3人に一斉に攻撃(口撃)されれば、大抵の男は耐えられないでしょう。
そして、1対1での協議は絶対に避けて下さい。
およそ、腕力では男性は女性より強く、暴力にまでは至らなくとも、理不尽な理由を付けサインを拒む可能性もあります。
行政書士
名古屋みどり法務事務所
愛知県行政書士会 5570号
特定行政書士 野﨑 晃
〒458-0849 愛知県名古屋市緑区
水広3丁目701番地
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