協議による円満解決を望むなら


・離婚は最終手段だからこそ、和解協議の道を探してみましょう!

 

トップページにも書きましたが、私自身が離婚経験者です。互いの主張が折り合うことなく、長期間の調停を経験しました。さらには調停すら不調に終わり、裁判に突入し和解することなく裁判官の判決により、ようやく離婚が成立しました。

 

この経験から、当事務所ではご相談者様に離婚をお勧めしてはおりません。もちろん「絶対離婚したい!」と相談される方も多くいらっしゃいます。しかし、最初に書いたように、感情的になっていては有利な条件での離婚すら、ままなりません。まずは、ご相談者様の置かれた状況をよく聞きます。すると、話すことにより多くの方が落ち着きを取り戻されます落ち着きを取り戻すことで、離婚を回避されるご夫婦は、多くいらっしゃいます。

 

さて、一方ではこんなご相談者様もいらっしゃいます。女性の方です。

旦那は他の女性をつくり、仕事もしない、当然生活費も入れない。酒を飲みギャンブルに浸り、挙句の果てに、女性に対して殴る蹴るの日常的DV・・。

 

ご相談内容は「こんな主人とは別れた方がいいでしょうか??」

もう、お答えはご想像いただけると思います・・。早急に離婚するよう動きました。

 

ご相談者様の性格や、置かれている状況、年齢、資産、子供の有無。ひとつとして同じケースはありません。

 

しかし、ただ一つ共通しているのは「問題を抱えている」ということです。その問題を取り除くことが、離婚するしないとは別に、最も大事なことなのです。

 

・話し合いによって「問題」を取り除く

 

平穏な暮らしに戻るため、抱えている問題を解決する。仮にあなたが「夫の浮気を理由に離婚したい」と思えば、様々な選択肢があります。

 

調停を申し立て、裁判に至る道もありますが、可能であるならば当事者の話し合いによる協議の場を持つことが最善と思います。調停を申し立てれば、およそ月に1回家庭裁判所へ足を運ばなくてはなりません。申立書等の書面も都度必要となります。調停が不調となり、裁判となれば、あなたは「離婚事件」の「原告」となります。当然、弁護士さんの案件となります。それにかかる精神的・金銭的・時間的な負担は計り知れません。

 

一方で、当事者同士により協議をし、あなたが満足の出来る和解条件を得ることができたならば、労力、お金、時間のすべてを無駄に費やすことなく、問題を取り除くことができるのです。

 

・協議による円満解決で注意すべきこと


協議=話し合い=交渉です。およそ交渉事においては相手方と対立することになります。

最初からこう書いてしまうと、難しく感じられるかもしれませんが、決して尻込みしてはいけません。適切な対処法を知ることで、あなたは協議の主導権を握る事ができます。

 

【書面を作成し主張をまとめておく】

 

緊張し言いたいことの半分も言えない方がいます。一方で感情的になり、そもそもの主張が相手方に伝わらない方もいます。普段の生活ではありえない場面ですので、仕方ない事だとは思いますが、かと言って相手方に何も伝わらなければ意味がありません。

 

そこで自らの言い分を書面にしておきましょう。箇条書きでも構いません。冷静に読み上げることで、あなたの主張を伝えることが出来ます。

 

【確実な証拠を携える】

 

相手方も人間です。あなたの言い分に反論し、また慰謝料請求金額については値切ってくることも十分に予想できます。しかし、あなたが確実な証拠を持っていれば何も心配はいりません。この場合の証拠は「持っている事を相手方に感じさせる」だけで効果を発揮します。「証拠を見せろ!」と言われて、全部見せてしまう必要はありません。

 

「ご納得頂かなければ調停を申し立てますので、その席で協議しましょう。」

「最終的には裁判で決着をつけましょう。」と言ってみましょう。

 

相手が会社員ならば、月に1回の調停に出席することすら、大変な労力を要します。裁判ともなれば、相手方は「被告人」。傍聴人もいます。確実な証拠により、あなた(原告)の主張は認められます。相手方が冷静であれば、事を大きくはしたくない、つまりはあなたの主張を呑む道しか残されていないことに気付くはずです。

 

※証拠収集については、名古屋みどり探偵事務所がお手伝い出来ます

 

【速攻で話をまとめる】

 

あなたは緊張し、動揺しているはずです。

でも、相手方はあなた以上に追い込まれ、動揺していることを忘れないで下さい。さて、相手方と同意に至ったとしても、それは口頭での約束でしかありません。

 

・離婚に同意した場合の「離婚協議書」

・不貞の相手方への慰謝料請求について合意した場合の「和解合意書」

 

これらの書面は事前に作成しておくことで、相手方に考える時間を与えることなく協議をまとめることが出来ます。もちろん書面は必要事項を全て網羅した完璧な書面です。協議の成り行きにより、例えば慰謝料金額を変えて数種類の書面を用意してもいいでしょう。

 

※書面作成については当事務所にお任せ下さい。

 

【協議のすべてを記録しておく】

 

そもそも、浮気・不倫に関わる相手方ですので、稀に「監禁された」「脅迫された」などと逆ギレし、書面の効力の無効を主張するおバカさんがいます。おバカさんに付き合うのは疲れる作業ですが、協議の場面を録画・録音しておけば、後々の言いがかりへの反証となります。最初にこちらから申し出ても、多くの相手方は、協議の録画録音を拒否します。

 

ご依頼者様からの要望により、名古屋みどり探偵事務所が示談交渉が穏便に成立したことを記録致します。これにより、もし相手方が裁判上で理不尽な主張をしたとしても、結局はとんでもない恥をかくことになり、また裁判官の心証も悪くすることでしょう。