もし、あなたのパートナーに浮気・不倫の兆候が感じられたら、あなたはどうしますか?言い換えれば、どう対応するのがベストでしょうか?
これはとても難しい質問です。当然、動揺し家事や仕事が手につかないでしょう。
今この文章を読んでいるあなたが、その状況にあるならば・・・
どうか一度、深呼吸をして下さい。
昂ってしまった心を落ち着かせて下さい。
さて、最初の質問に答えを出すのはちょっと難しいかと思いますので、質問を変えてみましょう。逆にどんな対応をしてはいけないのか、考えてみてください。
仮にあなたが女性だとします。帰宅したご主人を、待ってましたとばかりに問い詰めますか?夕食の用意もせず、暗い顔をして対応しますか?お子さんが寝付くのを待って、夫婦喧嘩を始めますか?
信頼していたご主人に裏切られたあなたのお気持ちは、察するに余りあります。
しかし、これらの対応は夫婦問題のプロである我々からしてみると、最も残念な対応と言わざるを得ません。感情的対応、怒りの感情を爆発させることは極力避けるべきです。
「もう、あなたの顔なんて二度と見たくないから、離婚して!」なんてことになり、翌日には離婚届を役所に提出・・なんて依頼者様もおられましたが、後日、浮気相手への慰謝料を請求しようにも、夫は既に証拠隠滅。何ともなりません。
戦略的浮気・不倫対応の鉄則
1.感情的になってはいけない!
2.女優を演じるように平静を装う!
3.今ある証拠を保全・記録する!
4.離婚後の生活を考える!
5.早急に専門家に相談を!
最新のデータでは、子供の養育費をしっかり受け取っているシングルマザーは3割にも満たないそうです。慰謝料と違い「養育費」は「子供の権利」です。離婚理由が何であれ、子供には養育費を受け取る権利があります。
感情的になり、その権利さえ放棄してしまう女性は多くいます。
あなた自身が一番有利な条件で離婚できる方法を、心を落ち着かせ考えましょう。それはあなた自身のためであり、子供たちのためでもあり、あなたと子供たちの将来の生活のためでもあります。
【親しい友人】
最も最初に思い浮かぶのが、信頼のおける仲の良い同性のお友達でしょう。
しかし、ちょっと待って下さい。私たちの案件の中には、その中の良い友人が「浮気の相手方」だった・・なんてこともあります。特にご夫婦の「共通の友人」である場合、あなたの相談が筒向けになることも考えられます。いくら親友でも、友人に「守秘義務」は無いのです。
【実家の両親】
幾つになっても子供は子供。幸せを願わない親はいません。ご両親は必ずあなたの味方になってくれることでしょう。しかし一方で、その思いから感情的になってしまう傾向にあります。浮気夫や相手方を呼びつけ「娘と孫は私たちが一生面倒見るから離婚しろ!」なんて事になる場合もあります。
冷静に考えれば、娘さんやお孫さんの人生は、高齢のご両親とは比較にならないほど長いので、責任を持って養育することは実際のところ厳しい場合が多いのです。
【離婚・夫婦カウンセラー】
ネットを検索すれば多くヒットする「カウンセラー」。しかしその肩書の多くは民間の「会社」が発行した、民間の「資格」であることに注意して下さい。
良い方に巡り合えば、適切なアドァイスを受けることが出来る可能性はあります。しかし、離婚協議書の作成など、専門的業務を行うことは出来ません。
もちろん、弁護士や行政書士等、法律資格と併せて「カウンセラー」の資格を持っている方もいます。そのような方であれば安心して相談できると思います。
行政書士
名古屋みどり法務事務所
愛知県行政書士会 5570号
特定行政書士 野﨑 晃
〒458-0849 愛知県名古屋市緑区
水広3丁目701番地
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Fax:(052) 387-5857
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